セレモニーピアニストの日々

片山健太郎

ウイスキー 食と嗜好品

2021年に飲んだコスパの良いウイスキー3選

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ことわざに、「来年のことを言うと鬼が笑う」と言うのがありますが、去年のことを話したら鬼に怒られたりするのかな?

昨年末に2021年に飲んだウイスキーで印象的だったもの3選と言う記事を書きましたが、この記事はその続きで、「コスパの良いウイスキー3選」を書いてみようと思います。

そもそもコストパフォーマンス=コスパと言う言葉は、受け取る人の生活スタイルによってまちまちで、一定の基準がありません。安けりゃ良いんだと言う方と、安けりゃ良いわけではないと言う方とでは、コスパそのものの考え方が全く違います。生活水準によっても左右されます。なので、今回はそこにはツッコまず、単純に低価格帯のウイスキーで、私の好きだった3銘柄を挙げるに止めます。

1,000円前後ウイスキー代表

カナディアンクラブ

Canadian Club

私にとって、リピ買いをしている数少ない銘柄。量販店だと1,000円を下回る価格で売られている事もあります。正直このウイスキーをストレートで飲みたいとは思いません。でも、割り材としてめちゃめちゃ有能なんだな。率直に言ってハイボール(炭酸割り)は、角瓶のそれよりも香り豊かでずっと好き。その他コーラ割りや牛乳割りとも相性が良い。カナディアンなのでメープルシロップとの相性も抜群で、冬はカナディアンクラブにメープルシロップを加え、ホットミルクで割ったものがお気に入り。元々カルーアミルク好きでしたが、この牛乳割りを覚えたため、カルーアコーヒーリキュールのストックが不要になりました(笑)。

1,500円前後ウイスキー代表

フェイマスグラウス

The Famous Grouse

同じ価格帯の「ホワイト&マッカイ」も捨て難いのですが、僅差でこちらを推したいです。ベースグレードの「ファイネスト」と呼ばれる銘柄。このグレードのキーモルトにあの「マッカラン」が含まれているのかは知りませんが、シェリー樽熟成由来のレーズン風味を感じられるウイスキーの中では、圧倒的にコスパが良いんじゃないでしょうか?まあ、私は他を知りませんけど(苦笑)。ロックまたはハイボールが良いかと思いますが、私はほぼハイボール専用ボトルとして消費してしまいました。

2,000円前後ウイスキー代表

デュワーズカリビアンスムース8年

Dewar's Caribbean Smooth Aged 8 years

期間限定品なので、そろそろ市場から姿を消すかもしれません。ラム樽による後熟が特徴ですが、特有のラム酒臭さは、ストレートよりむしろハイボールの方が感じられると言う不思議なお酒でした。期待したロックはちょっと後味にネガティブな苦味を感じたため、やはりこちらもハイボール専用ボトルとしてあっという間に消費されました。

価格どうのこうのを言いたくないのですが、やはり1,000円前後のウイスキーで作るハイボールと2,000円前後のウイスキーで作るハイボールとは、味わいの深さ・キャラの濃さにおいて、格段の差がありますね。もちろんこの上の価格帯では言わずもがなですが、逆にキャラが濃すぎてハイボール向きでない銘柄も出てきます。ついでだから書いてしまうと、ロックもしくはハーフロックで楽しむ時、私はジャパニーズウイスキーを選ぶことが多かったです。スコッチウイスキーのそれは、苦味が前面に出てくる銘柄が多いので(全部じゃないです)、私は苦手かな?日本の水で作る氷との相性のせいかもしれません。

1年半あまりウイスキーを飲んできて、自分の好みというのも何となく分かってきました。私はどちらかと言えばねっとりとした甘さを感じるウイスキーが好きで、シェリー樽特有のレーズン感が好きで、スモーキー感についてはアクセント的な楽しみに止まる感じです。マニア御用達のアイラ軍団については、アードベッグ派でもラフロイグ派でもなく、どちらかのストックが常に1本あれば十分程度にしかこだわりを持っておらず、今日現在でのお気に入り蒸留所はグレンモーレンジィと余市、と言うところに落ち着いております。また1年経てば知見が深まり、好みも変化すると思いますが、どうなることやら。

では。

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