セレモニーピアニストの日々

片山健太郎

自転車

サイクルボトル考

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サイクリングをするにあたって欠かせないのが水分補給。

私はあんまりパーツとかアクセサリーとかを買う方ではなく、できるだけ有りモノで済ませてしまうタイプなので、パーツやアクセサリーのレビューが出来ません。ブロガーになれんね。全く。

サイクルボトルも、過去2つしか買っておりません。

最初は定番のポーラーボトル(POLAR BOTTLE)の20ozタイプ。

もう10年以上前に使っていたもので、もちろん現在は手元に残ってはおりません。結構頻繁に使っていましたが、おそらくカビが増殖して捨てたんじゃなかったかな?

自転車を復活させるにあたり、サイクルボトルも新調しようと思い立ち、買ったのがこれ。


キャメルバック"ポディウム"(CAMELBAK PODIUM)の21ozタイプ。保冷機能のない、一番安価なヤツです。

私のフェデラルが赤なので、何となく色も合わせております。

何でも、軽く握るだけで水分補給、理想のサイクリングボトル。自動で開閉するJet Valveは、キャップの開け閉めのストレスと、飲料の飛び散りがゼロ・・・(公式サイトより転載)。他のブロガーさんの記事を探るも、まさしくこれが新時代の理想のサイクルボトルである、と言う触れ込みに乗せられ、ついアマゾンでポチったと、こう言う訳でございます。

で、肝心の使い勝手はと言うと・・・。

確かにすごいヤツですね。

サイクルボトルですから、走りながら飲めるのは勿論のこと。ちょっと手に力を込めるだけで、ドリンクが「飲めー!飲まんかー!」と言わんばかりに口の中に入ってくる、もう私の意志とはカンケーなく、水分を自動で補給してくれる、そんな印象です。過酷な環境で1分1秒を削るためのアスリートにとって、確かにこれはすごく有難い事かもしれません。

私がトップアスリートなら、諸手を挙げて、賞賛の雄叫びを上げることでしょう。

でも、私はトップアスリートではない。第一アスリートかどうかも怪しい。「木っ端アスリート」だ。

そんな私にとって、自分の意志とは別に、マシーンのようにドリンクが体内に補給されてゆくのに、どうしても違和感を覚えるのです。それに、たかが水分補給目的で買うペットボトルの飲料とは言え、少しは「味わいたい」のです。そいつをコイツは真っ向から否定してくれる。何だか、覚悟を決めずにふらふらとポタリングしている輩に鉄拳を振るっているかのようです。自転車はそんな生半可な気持ちで、乗っちゃダメだ、チノパンで乗ってる?フザけるな。ちゃんとレーパン(レーシングパンツ)はけ。ほら、水分補給だ。味わうヒマなどない。飲めええ!体に入れろおぅ!・・・みたいな。

このキャメルバックのポディウムというボトルは、真面目にサイクリングを考える、真のアスリートのための、画期的な商品であり、それ故、私のような不真面目なポタリング野郎には、真剣すぎて付いてゆけないシロモノなのかもしれません。これはちょっぴり誤算でした。

とはいえ、すぐに次のものを買おうという気にはならないので、しばらくは、遠出の時専用にでも使ってゆこうと思います。使ってゆくうちに、ひょっとしたら、本当の「良さ」が分かってくるかもしれませんし。

ちなみに、現在の私の、水分補給のためのメインアイテムはこちらです。


グランジ、ペットボトルクージー(grunge PET BOTTLE COOZIE)、フェデラルの購入と同時期に買ったものなので、さすがに廃番になっている、と思いきや、今(2018年9月現在)でも売っていますね。


ペットボトルをボトルゲージに挿す際、グラグラになるのを防ぐためにボトルをカバーリングするための商品。最近に多い特殊な形状のペットボトルには合わない事が多いですが、少なくとも500mlのポカリスエットにはジャストフィットします。はっきり言って、アスリートに、こんなものは向きません。ペットボトル用のストローをいちいち装着すれば、使えない事もないですが、さもなくば、水分補給のたびにいちいち止まるか、手放し運転でキャップの蓋を開閉するしかありません。

でも、私は愛用しています。昨年小豆島を一周したり、京都と奈良を往復したり、今年は丹後半島を一周しましたが、その時も、水分補給は全部ペットボトル+これです。京都奈良を往復したのは真夏で日中35度を超える暑さでしたが、困りませんでした。なぜなら私は木っ端アスリートだから(!)

以上、サイクルボトル考、でした。

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