セレモニーピアニストの日々

片山健太郎

ウイスキー 食と嗜好品

長濱蒸留所へ行ってきました

投稿日:2020年8月20日

行ってきた、と言っても、もう1ヶ月以上前のお話。もちろん、当時は緊急事態宣言に伴う移動規制はありませんでした。

このブログで何度も、ウイスキーにハマったお話を致しました。主にスコッチウイスキーのテイスティングを記事にしておりましたが、やはり日本のウイスキーと言うのは、どんなものか気になります。

もちろん、ウダウダ御託なぞ並べず、とっとと買って飲めば良いのですが、私は根が臆病者なので、200mlのミニボトルを1本買う事すら、なかなかどうして尻込みしてしまうのです。耳年増よろしく、情報ばかりを先に集めてしまう悪い癖があります。

いわゆるジャパニーズウイスキーの現状については、ネット上に非常に多くの情報が上がっています。私なりにまとめると、

・「山崎」「余市」「響」「竹鶴」などのプレミアムものは、深刻な原酒不足のため、特に熟成年数が上がるにつれ、極端に入手が困難である。加えて、非常に高額。

・低価格帯のブレンデッドスコッチウイスキーが充実しているため、中〜低価格帯のジャパニーズウイスキーは、コスパ・味のバランスにおいて、劣勢感が拭えない。

と言うものでした(あくまでも情報を基にしたもので、私が実感したものではありません)。

その一方で、

・大量生産されないクラフトウイスキーの存在感が年々上がっている(e.g.「イチローズモルト」「あかし」)。

・・・と言う情報も多く見かけました。私は個人で事務所を営んでいる事もあり、家族経営の小さなお店などに、時にシンパシーを感じたりします。小規模経営の蒸留所となると、俄然興味が湧いてきます。

ジャパニーズウイスキーを、クラフトウイスキーから入るのも悪くない。

せっかくだから、蒸留所と言うのも見てみたい。

そこで、割と自宅から近い「長濱蒸留所(滋賀県長浜市)」に行ってみた、とこう言う訳でございます。

私が行ったのは、ちょうど梅雨の中休みの時期で、伊吹山からの冷涼な風が心地よく、蒸留所付近の空気もひんやりとしていて、単純に、こんな場所ならすんげえ旨い酒が出来るんじゃないの?と思い込んだ次第です。

お酒好きの方ならよくご存知と思いますが、長濱蒸留所は、元々地ビール(「長濱浪漫ビール」)の醸造所としてスタートし、2016年より敷地内でウイスキーの醸造も開始したと言う、非常に歴史の浅い蒸留所です。最初の樽仕込みから今年で3年が経過し、この5月に初めてのシングルモルトウイスキー「長濱」の販売を開始したとの事です。何だか、「長濱」の販売開始が、私のウイスキーを覚えたのと同時期という事に、勝手ながら「ご縁」を感じてしまいました。ならば余計に行かねば、と思ってしまいます。

蒸留所はレストランを併設していて、レストランへの通路の途中に、蒸留施設の全景が見られます。レストランでは、長濱ニューメイク(樽詰めされる前のウイスキー原酒)を使ったハイボール「長濱ハイ」と言うのが飲めます。もちろん地ビール醸造所ですから、ビールはふんだんに取り揃えています。

ま、クルマで行ったんで飲めないんですけどね。

何のために、行ったんや?

写真はカミさんが注文した「長濱ハイ」、すんげえ旨いとゴクゴク飲んでいました。

もちろん、私も飲みたいですから、直販店で買いました。

本来なら、シングルモルトウイスキー「長濱」を買いたいところですが、売り切れ。

主力商品は、「AMAHAGAN(アマハガン)」と言う銘柄。長濱蒸留所の原酒をキーモルトに、他のモルト原酒と一緒に樽詰めされた、いわゆるブレンデッドモルトウイスキーと言うもの。熟成(後熟)させた樽の種類によってバリエーションがいくつかあり、一つに絞るのが難しい。

このAMAHAGANの全種類を50mlボトルに小分けしたギフトセットがあり、色んなものを試したい私には好都合と思い、こちらを選びました。「AMAHAGAN」は全国の酒販店、特にリカーマウンテンではいつでも買えますが、直販店限定のギフトセットはなかなかレアもののようです。

それに、このセット。

長濱シングルモルトのプロトタイプもついてくる!!

やったぁぁーーっ!!

テイスティングが楽しみすぎるっ。

長濱蒸留所併設レストラン「長濱浪漫ビール」食べログ記事へのリンク
https://tabelog.com/shiga/A2504/A250402/25000411/

-ウイスキー, 食と嗜好品
-, , , ,

Copyright© 片山健太郎 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.