セレモニーピアニストの日々

片山健太郎

イベント報告

和三味線で献奏を行ってまいりました。セレモニー演奏レポート

投稿日:2022年6月10日

私の主宰する事務所「献奏社」では、ご葬儀に生演奏を献じる「献奏」において、通常はピアノソロ(ピアノの無い会場へはキーボード持込)、バイオリンやフルートのソロ、もしくは、バイオリンとピアノ、フルートとピアノなどの、デュオ演奏でご用命を標準といたしておりますが、他の楽器での献奏もお受けしております。

この4月にも、故人様が生前にベースを嗜まれていたという理由で、ピアノ+ギター+ベースと言うトリオ編成で演奏を献じてまいりました。(参考記事→ジャズトリオで献奏(ご葬儀演奏)。お別れ会レポート)

つい先日は、故人様が生前に三味線を嗜まれていたとの理由で、和三味線での献奏を行いました。ごく近しい方々だけの家族葬でのご用命でしたので、詳細のところを述べるわけには参りませんが、今回は、民謡歌手で三味線奏者でもある内藤千賀蝶さんにお願いし、民謡を中心に演奏を献じてまいり、ご遺族様にも大変喜ばれました。

当日は私もお手伝いをしに葬儀会場にお邪魔いたしたのですが、三味線のとつとつとした音色は、ピアノやバイオリンとはまた違う独特の空間を作り出しておりました。少し専門的なお話になりますが、ピアノやバイオリンは持続音の長い楽器たちですので、常に演奏中は音が消えることがなく、まさに空間を隅々まで埋め尽くす感じがします。一方、三味線は音が刻まれるとすぐに消えて行ってしまうので、ゆっくりした曲を奏でると、曲中に音の無い瞬間が必ずできます。空間をワンポイントに飾り付けていく印象です。ですので、ご遺族様が話されていても、それが音楽に遮られることがない。どちらが良いかと言う事は申し上げられないですが、三味線や和箏などは、セレモニーの空間によく合っているのかもしれません。

これからも、故人様とゆかりの方の心をつなげるための演奏に、誠心誠意取り組んでまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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