降臨!!
ダダァァァーーーンッッッ!!!
グレンモーレンジィ18年
買いました。
酒店でこれを手に取り、レジに持って行く時、心臓がバクバク波打っておりました。
「え、ええんか?ワレこんなん買ってええんか?」と。
てか1万円も出すと、こーんなに豪華な化粧箱に入ってるんですね。テンション上がるわぁー。
なんでこのウイスキーを購入したのか?それは何回か前の記事、「1万円のウイスキーを買うよ・・・多分」の文中で、私は1万円のウイスキーを買うと宣言致したからなのです。
それで買ったのです。
宣言してからもう2ヶ月もの歳月が流れておりますが、記事にするのが遅くなっていただけで、購入したのは宣言後割とすぐではありました。記事中に、多分ハイランド地方のシングルモルトウイスキーを買う予定と書きましたが、結局はハイランドモルトの定番中の定番の銘柄に落ち着きました。やはり初心者は初心者らしく、きっちりオーソドックスな銘柄から試すべきかな、と。あと、一般に「長熟モノ」と言われる17年以上熟成のシングルモルトの中で、10,000円程度で買える銘柄って非常に少なく、ハイランドモルトの長熟モノで10,000円前後で買えるのは、多分このモーレンジィだけです。
さて、同時にこちらも購入しました。
ダダァァァーーーンッッッ!!!
グレンモーレンジィオリジナル(10年)
こちらは、以前小瓶で試した事があるのですが、その際に感想が出てきませんでした。せっかくなんで、改めてフルボトルで購入し、18年との味の違いを確かめてみたいと思います。
今回、この2本の比較のために、テイスティンググラスも1つ追加して揃えたんでさあっ!
並べてみる。
わずかに18年の方が濃い茶褐色。個人的な感想ですが、案外色の違いは少ないなあと思いました。
では香り、そして飲んでみます。
まずはオリジナルから。
ああ、旨い。うまいわコレ。
柑橘系のフレッシュなフルーツっぽさに、スパイシーな刺激が良い感じに絡んできます。別の機会に試したハイボール(ソーダ割)は絶品。やっぱり1,000円代のブレンデッドウイスキーのハイボールとは、格が違う。シングルモルトウイスキーらしいしっかりとした味わいがあるのに、飲み疲れがしないから、ついつい手が伸びてしまう、これはすぐにボトルが空になってしまいそうです。
そして、いよいよ真打。18年。
ん・・・香りが全く違うぞ。
おおぉぉっっ!
私にとって、これは初めての香りだ。トロピカルフルーツに甘いシロップをねっとり絡めたような、すんごい濃厚な香りがします。
飲んでみる。
お、おっ、おっっ・・・。
おいっすいいぃぃっっ!!
なんでこんな香りと味が産み出されるのか?謎だ。謎すぎるぞ。樽の中にパパイヤとかマンゴージュースを混ぜて仕込んだんじゃないの?麦と酵母だけなんておかしいでしょ、コレ。
ハイボールでじゃんじゃん飲みたいオリジナルに比べ、こちらはやっぱりじっくりストレートで頂きたいです。別の機会にハーフロックを試してみたんですが、せっかくの濃厚な味わいがどこか遠くへ飛んでしまっていて、確かに旨いっちゃあ旨いですが、わざわざ18年を使わなくても良いと感じました。ハイボールはまだ試していませんが、なかなか試す気力が湧かないなあ。ボトルが空になる前に1回ぐらいは試してみたいと思います。
今回初めて長熟モノのフルボトルを購入しましたが、買って良かったと思います。こう言ったウイスキーはバーなどで飲む方が一般的とは思いますが、このご時世なかなかそれは叶わないし、それに家飲みだと、じっくり飲んで味わってそのまま酔ってソファに転がって余韻に浸りながら眠りこける事が出来るのが嬉しいですね。
でも、私自身が毎日気軽に楽しむんならオリジナル(10年)の方を選びます。万人向けでライトでクセがないが、かと言って味わが薄い訳ではない。エグいお味を好まれる方には物足りなさを感じるんでしょうが、ストレートでも十分イケるし、何よりハイボールが絶品。人気のある事がうなずける逸品でした。取り敢えず1杯飲もうと思う時に、ついつい手が伸びてしまう、そんな感じです。
グレンモーレンジィは、オフィシャルのいわゆる「年数モノ」以外にも、ワイン樽なんかで熟成させた変わり種のウイスキーを多くリリースしています。製品名で言うと「ラサンタ」「キンタ・ルバン」「ネクター・ドール」、などなど。「キンタ・ルバン」なんて、ちょっとネーミングの響きに惹かれて買ってしまおうかと思った事もありますが、「いや、いかんいかん(別に嗜好品なんでいけないなどと言う事はない)、最初はスタンダードなものから」と思いとどまり、上記の2製品を選んだのです。それは正解だったと思います。
では今回はこのくらいで。